母の日に俳句をかさねて…。

きものサロン和の國 母の日

2025年5月12日

今日は母の日です。母が亡くなって4年になります。
ゆえに、「母の日の存在」を、正直、あまり嬉しくない日と思っていました。
しかし、今年は違います。少しは、しのぶことができるようになりました。

 

今年一月、月いち開催の「益城論語教室」(山口仁義先生主宰)の学びを通して、「わたしは墓のなかにいない」という坂村真民先生の詩に出会うことができたからです。

【わたしは墓のなかにはいない】坂村真民

妻よ 三人の子よ
法要もいらぬ 墓まいりもいらぬ
わたしは墓の下にはいないんだ

虫が鳴いていたら それがわたしかも知れぬ
鳥が呼んでいたら それがわたしかも知れぬ
魚が泳いでいたら それがわたしかも知れぬ
花が咲いていたら それがわたしかも知れぬ

わたしはいたるところに いろいろな姿をして
とびまわっているのだ
墓のなかなどに
じっとしてはいないことを知っておくれ

おかげさまで、亡母が側にいてくれている。守ってくれている感覚を感じることができています。

 

生前の母は、俳句が好きでした。
僕も句を詠んでみました。。。

「母の日に
若葉色濃く 影深し」

いつもありがとうございます。
きものサロン和の國 母の日