三好達治の「チューリップ」に寄せて🎵

チューリップ

こんにちは。着物923(くにさん)です。
この時期の七十二候の一つに「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」という言葉があります。数日前は、それこそ「春雷」でした。鶯は、「チャッチャッ」という「 笹鳴 ( ささなき ) 」から始まり「ホー法華経」と美しい音色が出るようになるのですが、雷さんの声は、発声練習もしなくて、ドドンと大きな声! 正直、びっくりするのですが、雷=神鳴り=神様の鳴らす音と思えば、その天地を揺るがす音を耳にすること自体が、尊いことだと思ったりもする今日この頃です。

 

さて先日より、ゆき様に上質な長羽織のご用命をいただいていました。
ゆり女将が「お待たせいたしました。素敵な羽織が仕上がりました⭐️」のメッセージを送っていました。返信メールに添えられたものは、このお写真です。

一面、チューリップ!「咲いた、咲いた、チューリップの花が〜🎵」より、「最多、最多チューリップの花が〜🎵」です。「この春に目にした昭和初期の詩人・三好達治の「チューリップ」の句をご紹介させていただきたい」と思っていたので、まさに渡りに船でした。
ゆき様、お導きありがとうございます🙇

「チューリップ」 三好達治 

蜂の羽音が
チューリップの花に消える
微風の中にひつそりと
客を迎へた赤い部屋

 

いつもありがとうございます。
そして、今月もたくさんのご縁をありがとうございました。
また、来月もよろしくお願いいたします。

明日1日は、火曜日なので定休日です🙇
また明後日・2日水曜日からよろしくお願いいたします。

チューリップ