弥生(やよい)3月のご挨拶

着物チャンネル 和の國

2025年3月4日

こんにちは。着物923(くにさん)です。
弥生3月になりました。いかがお過ごしでいらっしゃいますか?「弥」は、「いよいよ、ますます(程度が進むこと)」を表し、「生」は生い茂るという意味だそうです。弥生」という言葉をじっくり感じるだけでも、心あたたかな春がやってきそうです。

毎月、一日(ついたち)という日を迎えると、背筋もシャンとします。地元・菊池では「初市」という縁起の良い植木市が、3月1日、2日と開催されています。その歴史は、南北朝時代にさかのぼるそうで、なんと約700年前に始まったようです。そこで今朝は、「栗入りお赤飯」に「のっぺ汁」をして、神さまにお供えし、春の訪れに感謝しました。

また今日は、公立高校の卒業式でもあります。
今は歌われなくなった「仰げば尊し」は、やはり心にしみわたります。
おかげ様で、ゆり女将も「一人でできる袴の着付け」の動画もアップすることができました。長襦袢の着方、着物の着付け、半幅帯の結び方などもお役に立つかもしれません。
袴の着付け きものサロン和の國

 

 

 

 

3月の「着物プラス」というYouTubeライブでは、「どこかで春が」を歌いました。
こちらも、とても良い響きの歌なので、二曲の歌詞を一番下に貼っておきます。口ずさんでみませんか😄

今月もどうぞよろしくお願いいたします。

 

3月のこよみと季語

◆3月のこよみ
3月 3日(月) 桃の節句
3月 5日(水) 啓蟄
3月14日(金) 満月
3月17日(月) 彼岸の入り
3月20日(木) 春分
3月29日(土) 新月

◆3月の異称
雛月・花月・夢見月・花見月

◆3月の季語/銘
春の雪・春の山・春の野・春の水・水温む・啓蟄・貝寄風・春霞・淡雪・山笑う・曲水・流氷・野遊び・残雪・巣立・摘草・彼岸参り・磯開き・お水取り・花兎・つくし…。

◆3月の挨拶
・春暖/春分/春陽/早春の候、
・待ち焦がれていた春の訪れに・・・、
・小川の水も温み・・・、
・花の便りも聞こえる今日この頃・・・、
・♪春が来た~春が来た~、どこに来た~…♬

◆3月の句
なの花や 月は東に 日は西に   与謝蕪村

3つのお知らせ

⭐️3月 8日(土) 午前10時〜「YouTube着付けライブレッスン」(第2土曜日)
今回は、名古屋帯のレッスンです。長襦袢からお着物、名古屋帯です。着物が大好きなひろみさんにご出演いただき、リアルでレッスンしていきます。ご質問もご出演大歓迎です。

 

⭐️3月16日(日) 午後4時〜  「和らぎ茶の湯」(第3日曜日)
テーマ:「花開き 心ひらく」
会費:¥2,000-(お稽古料¥1,000-、水屋料¥1,000-)
お抹茶を飲んだり点てたりしながら、季節を味わいましょう。和の國でのリアル開催です。

⭐️3月23日(日)暮れ六つ 「YouTube着物プラス (夫婦ライブ)」(第4日曜日)
4月27日(日)と続きます。
どうぞよろしくお願いいたします🙇

 

<仰げば尊し>
作詞:作曲:文部省唱歌
1. 仰げば尊し 我が師の恩 教の庭にも はや幾年 思えばいと疾し
この年月 今こそ別れめ いざさらば

2. 互に睦し 日ごろの恩 別るる後にも やよ忘るな
身を立て 名をあげ やよ励めよ 今こそ別れめ いざさらば

3. 朝夕 馴れにし 学びの窓 蛍の灯火 積む白雪
忘るる間ぞなき ゆく年月 今こそ別れめ いざさらば

<どこかで春が♪>
どこかで「春」が生まれてる
どこかで 水がながれ出す。
どこかで ひばりがないている
どこかで 芽の出る音がする
山の三月 東風ふいて
どこかで「春」が生まれてる

作詞:百田宗治    大阪生れ。大正、昭和の詩人、児童文学者
作曲:草川信