YouTube着物プラス & 如月の季語

きものサロン和の國 

2025年2月21日

月の初めに毎月、カミさんと「YouTubeライブ」を開催しています。
今回は、2月2日午後8時でした
アーカイブですが、ぜひご覧いただければ嬉しいです。

1)着物923とゆり女将の着物姿

着物923は、着物=本場結城紬・地機/漆黒 肩衣=本場結城紬・地機/漆黒 裏地/有栖川文様
ゆり女将は、着物=本場結城紬・有栖川文様/紺地 名古屋帯=柚木沙弥郎作・梅
梅=奈良時代の遣唐使によって持ち込まれた梅が貴族たちの間で人気となり、梅の花を見ながら歌を詠む会が開かれるようになりました。これが花見の原型と言われています。

・梅一輪 一輪ほどの暖かさ
・梅にウグイス
・梅と桜=美しいものや良いものが並んでいるたとえです。
・梅は香りに桜は花=優れているものを表します
・梅と桜を両手に持つ=良い物を両手に持つ。良いことの上に、さらに良いことがあること。
「両手に花」と同じ意味。香りのよい梅と、見た目の美しい桜をセットにしたもの。
平安時代の末に編纂された『後拾遺和歌集(ごしゅういわかしゅう)』の「梅が香を 桜の花に にほわせて 柳が枝に さかせてしがな」に由来したものだそうです。

2)季語を通して、和の心に触れる

◆2月のこよみ
(2/2 節分・春隣) 鬼・中学の話
2月 3日(月)立春  梅の蕾膨らみ、春の兆しが感じられる頃
2月12日(水)満月
2月18日(火)雨水  降る雪が雨に変わり、雪解けが始まる頃
2月28日(金)新月

◆2月の異称
如月・衣更着・初花月・麗月・梅見月・木の芽月

◆2月の季語/銘
淡雪・薄氷・下萌え・早春・飛梅・福は内・梅が香・雪解け・春浅し・初音・精香・春めく・厄払い・針供養・野焼・初午・梅日和・春一番・宝珠・鶯・春の水…。

◆2月の挨拶
・向春/春寒/晩冬/残雪の候、
・梅見月の名のとおり、つぼみも膨らみ…、
・陽だまりの暖かさには春の到来を感じさせ…、
・♪春よ来い、早く来い!歩き始めたみいちゃんが~…♬♪

◆2月の句
雪とけて 村いっぱいの 子どもかな   小林一茶

 

3)みんなで歌を

「春よ来い♪」

春よ来い 早く来い
あるきはじめた みいちゃんが
赤い鼻緒の じょじょはいて
おんもへ出たいと 待っている

春よ来い 早く来い
おうちの前の 桃の木の
蕾もみんな ふくらんで
はよ咲きたいと 待っている

作詞:相馬 御風は、明治期から昭和期にかけての日本の文学者、詩人、歌人、評論家。
長女の文子(あやこ)さんが、この詩のモデルに。

4)手仕事きもの 「結城紬の糸と絣(かすり)について」。

僕自身の苦い経験も踏まえつつ、、、
着物になる前の糸などをご覧いただきながら、結城紬の成り立ち・工程などお話しできればと思います。
結城紬は、無撚糸。一反分の縦糸には、1280本〜1440本の糸が入っています。
結城一反に、繭2000個。一反分の長さは、なんと⚫️kmほどになるそうです。(山手線1周分に相当)

5)お知らせ 3つ

⭐️2月 8日(土) 午前10時〜「YouTube着付けライブレッスン」
今回は、「来月卒園式にお着物姿で参列したい」と思われているママ様にご出演いただき、リアルでレッスンしていきます。この日は「針供養」でもあります。ご質問、ご出演大歓迎!

⭐️2月16日(日) 午後4時〜   着物923の「和らぎ茶の湯」
テーマ:「茶の湯のいろは」
会費:¥2,000-(お稽古料¥1,000-、水屋料¥1,000-)
お抹茶を飲んだり点てたりしながら、季節を味わいましょう。和の國でのリアル開催です。

⭐️2月23日(日) 午後6時〜「着物プラス(YouTube夫婦ライブ)」
※これまで月初開催でしたが、京都出張などと重なるため、毎月第4日曜日に変更させていただきます。悪しからずご了承ください。2月23日(日)、3月23日(日)、4月27日(日)と続きます。
どうぞよろしくお願いいたします🙇

追伸:
下記をクリックいただくと、YouTubeのライブ(アーカイブ)に飛びます。
ぜひ、ご覧ください。

着物プラス