袖なし羽織(肩衣・かたぎぬ)のご利益

2025年1月23日

かの岡本太郎の言葉に「芸術は爆発だ!」とあります。
ゆで卵を2個レンジに入れチンしすぎたら、爆発しました😅
レンジの中は、前も、後ろも、上も、下も、四方八方黄身と白身が散乱していました。
怪我の功名。おかげさまで、レンジの中をきれいにお掃除することができました💪

 

暮れのことです。師走も半ばを過ぎた頃でしょうか。。
京都でたまにお会いする同業者の方から連絡がありました。
男性の袖なし羽織(肩衣・かたぎぬ)のお仕立て方法、つまり寸法を教えてほしいとのこと。

共ひもを使い、衿を返さない仕立て。マチをつけず前下がりにすることなどなど、ボクの着物人生がいっぱい詰まったオリジナルの仕立て方法です。このやり方にたどり着くまで二十数年、仕立てた枚数は、お客様のを含めると50枚以上になります。
ある面、財産でもあります。しかし、お役に立てるのならと、地機の結城紬で仕立てた最新版の肩衣をお送りしていました。

そうしたら、一昨日、その寸法見本と時を同じくして、お酒が送られてきました。肩衣のご利益、純米吟醸酒です。昔は浴びるほど飲んでいたのですが、今は時々になりました。和の國での振る舞い酒にも良いかもしれません。。。

も、もしかしたら、この仕立て方法が「令和時代の肩衣」として、ずっと後の世まで継承されていくかもしれません😀
いつもありがとうございます。