文月のごあいさつ

きものサロン和の國

皆さま、こんにちは。着物923(くにさん)です。
月日の経つのは早いもので、令和7年もあっという間に半年を過ぎました。お変わりございませんか?

僕は一昨日から京都に上り、今大阪伊丹空港のラウンジでブログを書いています。7月に上ることは数年ぶりですが、おかげさまで、仕入れもさることながら、お客様のご注文品など探してくることができました。
ある仕入れ先では、「祇園祭の鉾」などのミニチュアがディスプレイされていました。僕が祇園祭を見たのは、20代前半だから40年も前になりますが、「コンチキチン」の音色を懐かしく思い出しました。

その先さんと「祇園祭は、こんな7月の暑い時に、、、」とボクが話したら、「祇園祭は、そもそも疫病退散を願ってのこと」とのことでした。。。だから、この時期だそうで、意外にその一言で納得しました。
改めて、いろんなことを乗り越えて、文化も発展してきたのだと思いました。

話は前後しますが、昨日は、人生初の「比叡山・延暦寺」にソロで行ってきました。「根本中堂」では、1200年の間、一度も消えることのない「不滅の法灯(ふめつのほうとう)」を拝んできました。しばらく見ていると、そのゆらぎは、大きくなったり小さくなったりと、まるで大きく呼吸をしているかのようでした。また、眺望もよく、琵琶湖を眺めながら「琵琶湖周航の歌」を口ずさんだりしました。(昔、大阪の呉服店で修行していた時、山下社長がよく歌っていた歌です♪)

また、「一隅を照らす」という言葉が目に飛び込んできました。比叡山延暦寺を開いた伝教大師最澄の言葉だそうで、「一隅を照らす、これすなわち国宝なり」と読むようです。これは、誰もが注目しないような場所で、自分のなすべきことを誠実に実践することが、国を支える貴重な人材となるとのこと。。。
「この道を歩み、この道を全うしよう。」「ほんまもんの着物を残し、日本を守ろう、日本に貢献しよう!と、勝手に心に誓いました。
おかげ様で、見聞を広めることができ本当にありがたいです😀
この道を歩く

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◆7月の異称
涼月・蘭月・七夕月・初秋月

◆7月の季語/銘
梅雨明け、雲の峰、夕立、虹、夕涼み、鬼灯市、虫干し、山開き、行水、船遊、御来迎、せせらぎ、清水、氷室、花氷、風鈴、心太…。

◆7月の挨拶
・炎暑/盛夏/仲夏/向暑の候、
・木陰に入ると、涼風が一段と心地よく…、
・風鈴の音色が、心地良い季節になりました。
・♪海は広いな大きいな……♬

◆7月の句
うつくしや 障子の穴の 天の川   小林一茶

◆7月のこよみ
7月 7日(月) 小暑
7月11日(金) 満月
7月22日(火) 大暑
7月25日(金) 新月

⭐️7月 12日(土) 午前10時〜「YouTube着付けライブレッスン」(第2土曜日)
⭐️7月20日(日) 午後4時〜  「和らぎ茶の湯」(第3日曜日)
⭐️7月27日(日)暮れ六つ「YouTube着物プラス (夫婦ライブ)」(第4日曜日)

今月も、どうぞよろしくお願いいたします。

きものサロン和の國